今回は素晴らしいデュエットアルバムをご紹介します。大ベテランJAZZ歌手トニーベネット、そして誰もが知るミュージシャン/アーティスト レディ-ガガの2021年発売のアルバムレコードです。
トニーベネットとレディ-ガガ
ご紹介するアルバム「LOVE FOR SALE」が発売された2021年はトニーベネットは94歳。JAZZだけでなく幅広いジャンルの曲を歌って我々を魅了してきたが、高齢であるとともにアルツハイマーを患っているとのショッキングなニュースと共にリリースされたアルバムです。
レディ-ガガは当時多分35歳。ド派手な衣装やパフォーマンスが目立つ彼女だが、歌は上手いし女優として映画にも出演している才能あふれるアーティストだと私は思っています。またウィキペディアによると社会貢献活動にも力をいれて活躍しているとのことです。
トニーベネットの病気の公表前に彼の親族が事実を受け入れてレコーディングしてくれるかレディ-ガガに確認したそうだが、彼女はもちろん受け入れてレコーディングに取り組んだとの事です。
このアルバムの発表と同時にトニーベネットの病気の公表とレコーディングにまつわるドキュメント的な内容のYOUTUBEやネットニュースが飛び交いました。もちろん宣伝のための戦略と多少脚色はあると思いますが、このアルバム「LOVE FOR SALE」は宣伝脚色などいらない位の出来栄えです。
アルバム「LOVE FOR SALE」
実はこの二人の競演は2014年に「CHEEK TO CHEEK」というアルバムを残しています。写真を貼っておきます。
当時この二人の競演自体が話題になったし音楽的内容も素晴らしいものでした。
しかしあえて二人の競演作としては私はこのアルバム「LOVE FOR SALE」を推したい。
トニーベネットが病気という先入観はもちろんあるのですが、レコード聴く限りいつもの楽しそうに歌うトニーベネットそのものです。
そしてレディーガガの歌が最高なのです！何がどうなのか上手く表現出来ないのですがレコード聴いて印象に残る歌声なのです。
<トニーベネットが病気の中でもちゃんと録音出来た>だけのアルバムで終わらせない/終わらせなれないと言うレディーガガのアーティスト精神に火がついたとしか思えない。かと言って出しゃばって声を張り続けるわけでもなく、トニーベネットに寄り添うようにハーモニーを奏で、リスペクトしているアーティストへの強い想いと老人介護的な優しさをリスナーにもヒシヒシと感じさせるのです。
聡明で愛溢れるミュージシャンのレディーガガをこれからも応援したいと思ったアルバムレコードです。
この１曲
やはりタイトル曲の「LOVE FOR SALE」でしょうか。A面3曲目です。
多くのJAZZミュージシャンが演奏しているスタンダード曲ですがやはりこの二人の競演ナンバーという事で後世に残っていってほしい。
ただこのアルバムレコードは、それぞれのソロナンバーも含め全体聴いて良さを感じてほしいと思います。
このアルバムは当時2021年もアナログレコードが中々見つからずamazonで直輸入盤を購入しました。中古レコード屋でもあまり見かけません。
見つけたら即買ってください。また今のレコードブームで再発すれば良いのになと思っています。
レコードはいいよ！
