ミシェル・ペトルチアーニ

おすすめレコード

今回ご紹介するのは「ミシェル・ペトルチアーニ」。フランス出身のジャズピアニストで同名タイトルのレコードです。ハンディキャップを背負いながらも素敵な演奏作品を多く残したミシェル・ペトルチアーニ。世界に衝撃を起こしたファーストアルバムです。

ミシェル・ペトルチアーニ

演奏者とレコードタイトルが同じなので、このブログではミュージシャンである本人を「ミシェル」、レコードについての記述を「MICHEL PETRUCCANI」と記載する事にします。
本来は単純に音楽と向き合うだけで良いはずなのだが、ミシェルのハンディキャップを知ってしまうとその情報が頭の中に残って音楽の聴き方に影響を与えてしまいます。
私はそうであったし、一般の視聴者の方も大半そうだと思います。
ミシェルのハンディキャップについては、ウィキペディアのリンクを貼っておきますので参考にしてください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B#%E6%98%A0%E5%83%8F%E4%BD%9C%E5%93%81
レコード「MICHEL PETRUCCANI」が発売されたのは1981年。私は大学生でJAZZにのめり込んでいる真っ最中でした。実はミシェルの存在を知ったのは2年ほど後に発売された
ジャズサックス奏者チャールズ・ロイドの「フォレスト・フラワー・イン・モントルー82」というレコードでした。
しばらく低迷していたチャールズ・ロイドの復活を印象付けたこのライヴレコード、起用したピアニストがミシェルでした。
今回ご紹介するレコード「MICHEL PETRUCCANI」を手にして聴いたときは、ミシェルのハンディキャップを知っており素晴らしい演奏をするミュージシャンである事を知っていた上での事でした。
それから約30年。今このレコードを聴いて、やっと純粋にミシェルの音楽を感じることが出来るようになり、こちらが追い付いた感じです。

アルバム内容

piano:Michel Petrucciani, bass:J.F.Jenny Clak, drums:Aldo Romano のトリオ演奏です。
正直私はベーシストとドラマーは存じ上げないです。しかしこのアルバムの完成度は非常に高いので秀逸なミュージシャンなのだと思います。
ミシェルのピアノは、有名ジャズピアニストのキースジャレットに似た感じを受けます。感情を内に籠らせた状態で綺麗な旋律とハーモニーで我々を心地よくさせてくれます。
全編トリオ演奏ですが、全く飽きることなくレコード両面を堪能できます。
A面B面3曲づつの収録で1曲あたりの演奏時間は少し長めですが、片面3曲を聴くにはちょうど良い長さであり内容も心地良いです。曲はスタンダードナンバーと自作曲メンバー曲とで構成されており、スタンダード曲が片面に1曲づつあるのも聴く方の安心感を誘います。

BRUTUSという雑誌で以前<音楽と酒>という特集が組まれた時に、ジャズピアニストの上原ひろみがよく行くという浜松のリスニングバーのマスターが次のようなコメントを載せていました。
※BRUTUS<音楽と酒>より抜粋
 上原さんが来店するとほとんど毎回聴くほどのお気に入りの一枚。ハンディを抱えつつもフランスジャズピアニストの最高峰と評価されるペトルチアーニの名盤

この1曲

B面3曲目の「CHEROKEE」を選びました。
有名なスタンダード曲であり、リズムが早い割にメインメロディはゆったりしていて、アドリブに入るとリズムに引きずられて高速演奏になるのが定番の面白い曲です。
ミシェルトリオの演奏も、この面白い構成の曲を楽しそうに、しかしミシェルらしいリリカルな表現は維持された素敵な仕上がりになっています。
今回何度も使ってしまう言葉ですが<心地よい>6分30秒の曲になります。

是非聴いてみてください。

レコードはいいよ!

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