今回ご紹介するのは、2回連続でUnofficial Release(非公式盤)です。JOHN COLTRANE quartetのコペンハーゲンでのライヴ盤のようですがレコードジャケットに情報がなく定かではありません。
Unofficial Release(非公式盤) Made in Italy
情報が無い中ですが、ライヴ演奏としてはとても内容がよいアルバムです。このレコードジャケットは他にGERRY MULLIGANのライヴ盤も見かけるのでこれも悪質な海賊版では無いと信じています。
イタリアのローカルレコード会社が録音内容を埋もれさせないために限定的に売り出したのではないでしょうか。
ただ録音状態が悪く音は良くないです。
このレコードは「ingo four」と表示があります。私が持っているレコードではこのシリーズだと「ingo seven」に同じコルトレーンカルテットのライヴ盤。「ingo six」に
GERRY MULLIGANのストックホルムでのライヴ盤があります。中古レコード屋で他の番号のレコードに出くわしたら間違いなく買います。
それだけ内容が良いです。
アルバム内容
sax:John Coltrane, piano:Macy tyner, bass:Jmmy Garrison, drums:Elvin Jones のカルテット演奏です。
誰も異論のないコルトレーン絶頂期のベストカルテットメンバーです。このメンバーならしょうがないのですがありがちな「アドリブやり過ぎ&演奏時間長い」は否定できないです。
でもこのメンバーなら許さざるを得ない!!裏返すとメンバー全員乗りまくっているのであると思います。耳の肥えたヨーロッパの聴衆の前で思う存分力量を発揮し結果なのでしょう。
A面3曲目のライヴではおなじみの曲「I want to talk about you」の最後のコルトレーンの無伴奏ソロからエンディングに4人で入るところはゾクゾクします。
この1曲
B面1曲目というかB面は1曲だけの17分40秒の大曲になりますが「Mr.PC」。
これは凄いです。テーマ演奏のあと、マッコイタイナーの火の出るようなアドリブが演じられ、その熱さをそのまま引き継いでコルトレーンのソロへと進みます。
エルビンのドラミングも派手さ丸出しでカルテットの演奏を盛り上げます。やばいです。
ただ半面、体調の悪い時には重すぎてつらいです。(笑)
jazz好きの方はご存じですが、タイトルのPCはJazzベーシストPaul Chambersの略です。
是非聴いてみてください。
レコードはいいよ!