ある程度の年齢層までの音楽を聴きたい方には定着している音楽配信サブスク。とても便利ですよね。それに比べて聴くために色々行為が必要で保管場所も必要で不便なレコード鑑賞。
この違いをどのように捉えてレコードを楽しめば良いかについて書いていきます。
借り物と所有物
この見出しは一つの考え方でかなり独断的です。音楽配信サブスクは月額定額でお金払って音楽を聴きます。会費を払えば我々リスナーは音楽配信サブスクの中にある音楽をいくらでも聴く事ができるし、曲のタイトル/ミュージシャンを調べて好きな曲を広げていく事ができます。
つまり音楽配信サブスクは図書館と一緒の役割です
一方レコードやCDは自分の手元で聴く事が出来る所有物となります。しかもジャケットや帯や歌詞カード、物によってはブックレット等も添付されていて丸ごと自分のものになります。
借り物である音楽配信サブスクはあまり好みでない音楽を選んでしまっても失敗ではなく損もしません。所有物であるレコードは借り物で確認してから気に入ったものを購入していけばこれまた損はありません。
私はレコード屋で全く知らないけど、カッコいいジャケットのレコードを見つけた時も中身の音楽をサブスクで確認したりします。
レコードはジャケット等も含めて音楽が自分のモノになる事。しかし聴くための行為が必要で圧倒的に不便です。でも自分のモノになった瞬間、なんでも大事にしたいと思いませんか。
レコード拭いて、針の埃も取って、丁寧にレコード盤に針を下す。大事に扱かってこそ自分のモノである喜びと楽しみが膨らみ好きな音楽を独占して聴けるのです。
好きなレコードを作ってくれたミュージシャンや関係者の方に敬意を示す意味でも、スマートフォンでスクロールしてボタン押したらすぐに聴けてしまうのは、ちょっと簡単過ぎて申し訳ないと思ってしまいます。
音楽配信サブスクについて
音楽配信サブスクの音楽は借り物だと書いたりイージーだと書いたり極端な考えから入りましたが、私は音楽配信サブスクを嫌っているわけではありません。
デジタル技術の発展によって気軽に音楽配信サービスで音楽を聴ける時代になりました。
音楽聴くために、JAZZ喫茶に入り浸ったりFMラジオにかじりついたりしていた昭和の人間に取っては夢のような時代になりました。
電車や車でまたはジョギング中など移動しながら聴き流したり、好みの音楽を繋げたプレイリストを勝手に作って流してくれたり、また喫茶店やレストランで流れる音楽をその場に合わせてずっと音楽が流れるなど優れた機能があります。
音楽を色んなシチュエーションで手軽に楽しむという事が出来るようになりました。
人を豊かにする音楽が溢れる世の中になってきて喜ばしい事です。
その中から自分のお気に入りを自分の所有物としてレコードで聴くところまでいきましょう。
まとめ
音楽配信サブスクと併用を楽しもう。それぞれの良さを認識して二刀流でいきましょう。
今回は最新技術で聴く音とアナログレコードの音の違いとか、所有物として同じレコードとCDの違い等も触れませんでした。またレコード会社やミュージシャンの大人の都合で、サブスクには無い音源もある事も今回触れませんでした。
次回はそのあたりに踏み込んでアナログレコードの不思議な魅力に迫っていきたいと思います。
レコードはいいよ！
