レコードのリユース

レコードの魅力 初心者向け

1990年代にコンパクト化/デジタル化によってレコードからCDへの大きな流れが来ました。しかしここ数年世界中でレコードで音楽を聴くブームが再び来ています。
レコードブームで検索するとたくさん記事が出てきますが少し前のNHKの記事をリンクしておきます。
“底なし”のレコード需要 ~人気再燃のなぜ?~
もちろん新譜のレコードや過去の作品の再発盤が活性化しているのは良いことですが、レコード再燃ブームのきっかけは中古のレコードを手にして聴いた方がはハマっていったことがあります。
今回のブログは、レコードのリユースについて書いてみようと思います。

中古レコード

文字通り過去にリスナーが手にして聴いた後、手放して市場に出ているレコードの事です。
私がこのブログで紹介しているおすすめレコードもほとんど中古レコードです。1980年代まで買いだめていたレコードは、CDの時代になりレコードは廃れるという風評にまんまとのせられてかなりの枚数処分してしまいました。今となってすごく後悔しておりここ数年で中古レコードで買い戻しています。(笑)
中古レコード屋としては日本国内で最大の店舗数を持つdiskunionや昔から頑張っている個人経営の中古レコ屋があります。またネットでの販売もありますしオークションサイトでの出品などもあります。
音楽配信サイトで昔のアーティストや曲を聴く事が出来ますが、その曲をレコードで自分のモノとして所有して聴きたいとなると中古レコードを探す事になります。

リユースについて

中古レコード屋でレコード探すのは楽しいのですが、今回はちょっと趣向を変えて中古レコードの流れを理解して音楽の良さを感じることが出来るようになりたいと思います。
現在社会の流れとして、もったいないから始まって再利用/再使用と良く言われるようになりました。言葉を整理しておきましょう。

・リユース(Reuse、再使用)は、モノを捨てずに繰り返し使うこと。
・リサイクル(Recycle)は、資源として再利用すること。
・リデュース(Reduce)は、ゴミの量を減らすこと。

資源を大切にするための3つのキーワードとしてリデュース、リユース、リサイクルの頭文字をとって3R(スリーアール)と呼ぶそうです。

中古レコードを我々リスナーが聴く行為はリユースにあたります。今中古レコードを購入して聴く事が出来るのは、「持っているレコードを手放してくれる人」がいるからです
多分いろんなケースがあると思います。
・私の年代の人はCDの台頭と共に生活空間を確保するために泣く泣く手放した人。
・自宅を整理していたら覚えていないがレコードが出てきて処分目的で売却する人。
・音楽の趣味が変わって手放す人。
・お亡くなりに方の遺品整理でレコードが出てきた人。
・単純に断捨離目的の人。
などあると思います。

レコードは「モノを捨てずに繰り返し使うことが出来るリユース品」という事が浸透した世界にしたいものです。
レコードには価値があり、売却するとお金になります。またその中古のレコードは新しい世代の人や懐かしく聴きたい人の手に渡ればまた息を吹き返し素晴らしい音楽が届けられます。

この循環は素晴らしいと思いませんか!!!
是非何らかの事情で処分予定のレコードは中古レコード屋や大手のブックオフやハードオフ、買取業者に相談して持って行ってほしいと思います。
もちろん買取場所によって査定額にバラつきはあります。それも楽しんで相見積もりとっても良いしサービスや接客が良い所に決めても良いと思います。
もう一つ、当然趣味の世界なので、レコードに愛着がある人と興味がなくとにかく断捨離したい人が身内でも出てくると思います。
私も妻はまったくレコードに興味がないので部屋からはみ出したら勝手に捨てると宣言されています。部屋からはみ出ないように売り買いのコントロ-ルをすることと、私は死んだら
棺桶に入れてもらうレコードと残ったレコードの売り先はメモして渡しておこうと思っています(笑)

ちなみにレコード盤は塩化ビニールで出来ているので、廃棄処分で燃やすと環境にも影響が出ます

レコードの手放し方

コレクターの方や愛着が深い方はなかなか手放したくないですよね。でもレコードは大きくて重くて場所を取るので泣く泣く売却する必要もあります。
私もいつも悩みます。全く趣味が合わなかった音楽やジャケットだったレコードは踏ん切り出来るのですがそれ以外は所有物として手元に置いておきたいです。
しかし、自分の置き場所の都合とリユースとして、若い人やレコードで聴きたくて探している人にこのレコードが役に立つならと意識を上げて実行しています。
私の場合は昔jazzにドハマりして、購入したフリージャズやアバンギャルドジヤズなど良いのだけれど年齢と共に聴くのがつらくなったものとか、たくさんもっているアーティストの作品であまり聴かないものとかを選んでいます。中古レコード屋で10枚以上買取で10%アップのセールの時にきっかり10枚売ってきます。

まとめ

今回はレコードのリユースとしての価値について書いてみました。
世の中リユース会社が増えてきて、ネットの利用で個人間でも売り買いが出来ます。もったいない精神と良いものをしっかり後世に伝えるという意識をもってレコードに接するのも大事だし、それを楽しんでいきたいと思っています。
共感してもらえたら嬉しいです。

レコードはいいよ!

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