レコードとCD

レコードの魅力 初心者向け

以前レコードと音楽配信サービスの違いをご紹介した時に「借り物と所有物」という言葉を使いました。
では同じ所有物になるレコードとCDではどう違うのか?
どっちがいいの?といった所をあまり難しくならないように書いてみたいと思います。

レコードからCDへ変わってきた時代

因みに私は1961年生まれ。一番多感で音楽を聴いていた70年代~80年代は音楽を聴く時は当たり前のようにレコードでした。
学生でお金がなくレコード2500円は高価だったので購入は慎重に選んでいました。音楽の情報を知るのは邦楽だとテレビの歌謡番組やロック&フォークも特集番組(特にTVKのライヴ映像は良かった。
最近発売されている本のリンクを付けておきます。当時の様子が良くわかりますし意外と本としても面白いですよ。)
また洋楽はラジオに耳を傾け、カセットテープに録音して気に入ったものはレコード屋で探すといった感じでした。
80年代後半から、デジタルの技術が発展してCDでの音楽提供が始まる。レコードより小さくなったし扱いやすい。ボタンでの操作、聴きたい曲へのスキップが簡単。
扱いが面倒なレコードからCDに変わっていくのは必然であった。

しかし絶滅するはずだったレコードが現在まで存在しているのは、90年代から台頭してきたHIPHOPミュージックやダンスミュージックをクラブシーンでレコードを操っていたDJたちなのかも知れません。
感謝です。

同じ所有物としてのレコードとCD

※写真はJAZZピアニスト上原ひろみの同じタイトルのレコードとCD

思いつくままにレコードとCDの単純な違いを列挙してみます。
・ジャケットの大きさが違う
 収納の面では圧倒的にCDに軍配。
 ジャケットを見て楽しむにはレコードに軍配。
 歌詞カードやポスターが折りたたまれずインサートされるのでレコードに軍配。等々
・盤の大きさが違う
 盤を持つときには片手で十分なのでCDに軍配。
 再生面が片面なので持つときの注意力が少なくて済むのでCDに軍配。
 盤の中央のラベルデザインが様々楽しめるのでレコードに軍配。
・操作方法が違う
 曲の頭出しが正確に出来るのでCDに軍配。
 ランダム再生が出来るのでCDに軍配。
 再生中に振動で針飛びしないのでCDに軍配。
 再生機の針交換などメンテが不要なのでCDに軍配。
・音が違う???? 
 ⇒次の項目にて。。。

音楽仲間で言い合うともっと色々出てくると思いますが外観や操作の面ではCDに軍配が上がると思います。
もちろんどちらかに決めろと迫られている訳ではないので使い分ければ良いのですが、しかし。。。
音楽を聴くツールが進化してCDの販売量も減ってきました。そしてレコード文化が復活の兆しです。
※日経新聞2023/2/14付け記事抜粋 
「米調査会社ルミネートによると、22年は4350万枚のレコードが売れ、販売額・枚数ともにCD(3590
万枚を上回った」

所有物として音楽を選ぶのは、より外観や操作面がより面倒なレコードを人間は選んでいくのでしょうか。

レコードとCDは本当に音が違うの???

これは私の考えで言うと、技術的に分析は出来ると思いますが人間の感じ方なので「人それぞれ」で結論は無いと思います。
私が知っている情報です。
・本来アナログである音楽が初めてデジタル化されたのがCD。
・デジタル信号は0と1で出来ています。人間が聞こえる周波数の限界は20KHzと言われている。20KHzを再生するためにCDのサンプリング周波数は44.1KHzに決定されている。
  ※サンプリング周波数とは、アナログの音声信号をデジタル信号へ変換する際に、1秒間に標本をとる(標本化:サンプリングともいう)頻度のことです。
  ※音楽信号は波の集合体なので、20KHzの音を再生するために2倍の周波数が必要。
  ※ハイレゾと言われるものは、このサンプリング周波数を96KHzとかに増やしたもの。
・レコードはそのままの音を盤の溝に細かい凹凸で加工して、レコード針でその凹凸を振動させマグネットやコイルに伝え電気信号に変えています。その電気信号を再生機で音を拡大します。

まとめ

デジタル化の技術進歩により、より手軽に音楽を楽しめるよう人間び聴こえる範囲の音を再生するよう設計してきました。
でも疑問は、聴こえないはずの音は音楽に不要だったのか? その後音を良くするためにサンプリング周波数を増やしたハイレゾが登場する。聴こえないはずの部分が増えたら良い音に聴こえるのか?
また人間脳の研究が進んでいて、デジタル音楽は脳みそはいったん情報として認識したあと気持ちの良いモノ(音楽)と理解するらしい。アナログの音楽は脳みそはストレートに気持ちの良いモノ(音楽)と理解するらしい。
文献で確認してないので上記の情報は不確かですが私は信じています。以前書いたトニーベネットとレディ-ガガのデュエットアルバムので、トニーベネットがアルツハイマーで記憶が無くなる中で
録音された音を聞かせても歌いだせないが、彼の専属ピアニストが伴奏を奏でると往年の歌唱がでてくるのである。
YouTubeの映像でもこの現象について神経内科の医者が脳の中の海馬というところで反応して大脳に気持ちいいモノと信号を出しているとのコメントをしていました。

気持ちが良いモノは人によって感じるものは違いますね。それは人それぞれ趣味嗜好が違うからで当たり前だと思います。
結局のところレコードかCDかの問題も、良い音だからとか技術的に聞こえるはずがないとかの問題では無いのではないでしょうか。
ただ所有物としての音楽としては、収納や機能的な面も含めて気持ちいいとか心地よいモノを選ぶときにレコードに戻りつつあるのは、人間本来の好きで持っていたいものは必然的に丁寧に大事に扱う修正があり機能性の良し悪しを上回るのだな思います。

私が人生の中でCDではなくレコードに偏っていったのも、結局自分の好みで収納や機能面が劣っても大事にしたいと思ったからでした。
理由はそういったホワッとしたところなのです。
あまり理由を突き詰めずにレコードを手に取って聴いたりハンディキャップのある収納も工夫してジャケット見たりして楽しんでもらえるといいなとは思っています。

レコードはいいよ!

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